整備書をよく読んで組みましょう。

さて、ご新規のモンキー乗りの若い子がエンジンの調子が悪いとのことで入庫。
最初は降ろしたエンジンを持ってきて、「腰下悪いみたいなんで見てくれますか?」と、
まあクランク周りがダメだと部品代と工賃合わせて10万円は軽くかかりますよと伝えると
「え・・・ちょっとそれは・・・」 
見た目新しそうなエンジンですし、走行距離も浅くノーマルで購入したということなんで、
よっぽどのことがないと腰下死なないですけどね~。カブならまだしもモンキーのノーマルなんか
走れたもんじゃないんで走行距離はそんなに伸びないでしょうと説明。
この状態では故障の原因がわからないので車両に積んで持ってきてということで車両ごと入庫。
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まあ、来たときの音から想像はついてたんですよね。バルブとピストンが当たっているような音・・・
カムスプロケットの合マークがだいぶズレてます・・・
自分で75ccにボアアップしたが変な音がしたから、もう一度組み直したということでしたが、
いくら組んでもバルタイずれてたらあきまへんわ~
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ピストンのIN側リセスに若干接触後ありますよね~
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なんかカムスプロケットカバーの内側もギャリギャリやし(笑)まあ昔僕もやったことあるけど・・・
これはボルト緩みですかね。
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ピストンチェックしてOK。リング組み方OK。シリンダーのキズ無しOK。
ガスケットのOリング入ってませんでしたので入れ直して組んで。
バルブは分解してキズチェック、曲がりチェックで曲がりなし(良かったね)、洗浄して磨いて、
EX側ステムシール交換して、組み付け。
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ロッカーアームシャフト反対に入ってて取り出すときに苦労したがな~
画像のようにM8のボルトかけれるように組んでください。
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なにげにタケガワのハイカム入ってますが、真ん中のノックピンなかったので入れときました(笑)
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ギャリギャリに削れたカムスプロケットカバーは中古良品に交換しました。反対側からのボルトもね。
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プラグは真っ黒けなので交換。チョーク引きっぱなしでしたが、そら引きっぱなしやないと走らんわな(笑)
オイルは交換しましたとのことでしたが、なんか入れすぎな感じでゲージ挿したらテーパー面まで油面が!
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1リットルくらい入ってるやろーとドレン抜いたら、ピンポーン♪ダバダバですやん。
しかもカムスプロケットカバーの削れたアルミがキラキラ舞う~♪
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念のためクラッチカバーも開けて清掃しましたよ。ガスケットはちぎれたので交換しました。

で、オイルも新しく規定量いれてエンジン始動!
お~、静かになりましたやん!ハイカムでノーマルのウンコキャブではぜんぜん吸ってませんが、機関には
関係ありません。

いや~、整備書は良く読んでください。工具の使い方とボルトの締め方も勉強しましょう。
工具ですが100均工具ではなくせめてシグネット以上の工具を・・・トルクレンチもね。
僕も素人の趣味から初めてるんで、もちろんいろいろありましたが、工業高校→整備の専門学校は
いきましたんで基礎はちゃんと覚えれたと思います。ウデは経験ですので、コレは数をこなせば良いです。
自分でやるにしても、投資は必要ですので覚悟してやってください。
それがイヤならお店に持っていきましょう~
by motorheadcyclesp | 2016-11-26 19:01 | 修理・整備作業日記


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